今日は外に出た。
クローゼットの中に1回も着たことの無いジャケットがあったのでなんかそれを着た。
まず左右の袖の長さが若干違う。
左の袖のみ布が余分で、肩が少し膨らんだシルエットになっている(パフスリーブのようなパフスリーブではない何か)。とにかくなんか布が“余って”いる。
お洋服の中央にはかわいいかわいいボタンが4つ付いていて、それぞれがまったく違う形状をしている。四角の凸凹、カラビナのギミック、金塊の形、なんかキラキラ。
但し全体は黒いので一見普通のジャケットのように見える。
左右のウエストについたポケットの蓋は大きく、尖っていて、なんとも自分好みだ。
それがクローゼットの中になんかあったので羽織る。
髪を切りに行った。
いつも同じ人に切ってもらっている。
いつも同じというだけで他に理由がない。
休日は何をするかなどの無意味質問に命からがら「映画など」と解答し、さらには『どんな』という無意味質問2がくり返されるのでこれまたなんとか解答した。命がいくつあっても足りないわね。
「アニメとか……ホラー映画とか……」
「どんな内容なの?」
「アイドルが歌ったり踊ったり……します」
アニメの人間が実際の会場でLIVEをするという話題を朝テレビで観たと言われた。そういうのが流行っているのかと聞かれた。
なんだって?アニメの人間がライヴを!?なんてこった!
「人が実際にいないLIVEって、面白さが私は理解できなくて」
人が実際にいないなんてことが?!そんなことがあるんですか??!
「……」
人間との会話が急にダルくなってきたのでそのままそっとまぶたを閉じた。
現実の世界にそんなふうな価値観の人間が周りにほぼ居なかったので、その出来事は私にとって、なんていうか……、とっても“新鮮な”気持ちになって目が覚めるようだし、実際には部屋の暖かな温度と早起きによって無限に私のまぶたは落ちていたわね。
いつも同じ人に切ってもらっていて、この人以外の人間に切ってもらったら私は多分もっと意味の分からない感情になってしまう気がして恐ろしいので、「いつもの」という状況に私は随分助けられているのだ。
まあ実際、嫌いな人ではないんだけれど。ちょっとやっかいな気持ちに勝手になっているのはいつだって私の方ですからね。
昨日は他人のYouTube動画のサムネイルを作ってお金を得た。おとといもYouTubeのサムネイルを作った気がする。
YouTubeのサムネイルを3秒で作れる異能力保持者、夢味残三。
昨日はブラック・ジャックのマンガが無料だ!読め!と言われたのでどれどれ読むかと思って読んだ。
私とブラック・ジャックというマンガの思い出は、中学生のときに図書館で読んだという記憶だ。
ブラック・ジャックを初めてちゃんと読んだ私の感想はこうだ、
「みんなこんなものをありがたがって読んでいるのか!」
大人になって再読する『B・J』はどうだったか?答えはこうだ。
「みんなこんなものをありがたがって読んでいるのか!」
中学生の私が図書館で夢中になって読んでいたものを知りたいか?
くらえ!つげ義春の「無能の人」!白土三平の「カムイ外伝」だ!ちくしょう 青林堂ばかりではないか!
ククク……私が怖いか?
まあそんなことだからさ、ブラック・ジャックについて私が語るべきことってはもうないみたい。
「カメラを止めるな!」という映画を観たときと同じ気持ちになった。
私はまた多くの人間が楽しんでいるものを楽しめなかったのだ、という人生で何度も経験している“あの”お馴染みの感情だ。
これを読んでいるゆうかんな読者諸君なら当然知っている感情だろう。知らないっていうのならそれは君の人生の豊かさを象徴しているから、誇って良いと思うね。今後履歴書にでも書いておくと良い。
お馴染みすぎてすっかり仲が良くなったと勘違いしていた感情だけれど久しぶりになんだか……“新鮮な”気持ちになったわね。今夜はぐっすり眠れそう!
かわいそうか?笑ってろみてろよ 気のせいさ眠れよ……
そんなことより「ジドリの女王」の最新刊が出たのでそれを読もうと思います!
大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫
大丈夫 大丈夫 大丈夫だよねえ~
昨日のことをもう1つ書いていいか?いいよ~ん
みさきちゃんによくオススメのYouTube動画を送りつけているんだけどさ~、
こないだお気に入りの『石のヘアカット』の動画を送ったら数日たった昨日「こんな動画ばかりみて心配だよって彼氏が言ってた!」と返信が返って来ました。
こんな動画ばかり、ね。
この夢味残三、会ったこともない赤の他人から心配されているのである!
なんていうかさ、新鮮だよね。そういうのって。
石のヘアカットってこれです。
YouTubeが大好きなので「こんな動画」しかみてない。
貴方もお気に入りの動画があったら夢味残三までお送りください。
今日のことに話を戻していいですか?いいぜ!
帰宅し、ジャケットを見ると4つ目のボタンが消失していました。
諸行無常だ。
私がB・Jのひとつも満足に楽しめないのは
こんなときに「諸行無常だ」などと思う自分の性格がきっと全ての要因なのだろう。
この人まだ日記を書く気ですか?
今日はなんだか随分おしゃべりざんちゃんじゃあないですか?
だって、外に出るとおのずと少しの本を読む時間ができるでしょう(電車移動)、そうして歩行の時間などの残りのすべてを使って脳みそがフル回転してしまうでしょう。そうすると言葉という言葉が止めどなく溢れてしまう。
狂い咲く季節が止めどなく溢れるがごとく。
こいつ、何を言っているんだ?
活動的すぎるよりもこうして余裕を持った時間でもって外出することの方が随分疲れてしまうのは、脳みその回転率のせいのように思う。
歩いていると止めどなく何かが頭を駆け巡る。
適度な運動が頭の回転に良いのだろう。
家にいると大体の時間が凪になるのはそのためだろう。
はい、ためになりましたね。察しの良い読者諸君はお気づきだろうが、この日記ももう終焉の刻(しゅうえんのとき)が近づいています。
それでは 『また春に会いましょう』。





















