夢味残三のウエブサイト

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夢味残三日記

椅子に座りぼんやりとする時間がいつもよりやけにぐらぐらとしていた。
朝起きて、無駄に早く起きてそれから少しの朝食を取りそれでもずっとクラクラとしていて
照明を三段目にしたり、即席夕方の中で何かを……なにもしなかったりをしてすごしてもダメだった。
人に返信をしたりする間もすべてがふわふわしていて自分が何を言っているか分からなかったのに妙に言葉の輪郭だけがしっかりしている気がした。
言葉のかたちがはっきりとしているのに、それを発したとたんに音としての認識ができず、パラパラとかたちが解体していった。
甘い飲み物を何回か飲んでいたら落ち着いた。
甘い飲み物最強!

 

ひどい気分の中で「バチアタリ暴力人間」という映画を観かえした。
白石くんの中で一番好きな作品だ。
本当にひどい映画だと思う。
久々に観たけどやはりとてもおもしろかった。
本当にひどいシーンしかなくてすごいと思う。私が一番すきなのは魚が降ってきて机がにょきにょきと伸びるシーンだ。なにそれ!変なの!
暴力だけで出来ている作品が好きだ。
本当にひどいと思うのに、心の底がそれを欲していて、どうしてもこういうどうしようもないものに惹かれてしまう。
自分が生きていて到底通らない道を誰かが通ってそれを形にしている。
私はそれを関係のないところからいつも見下ろしている。

 

昨日は「サイコ・ゴアマン」という映画もようやく観たんだけれどなかなか良かった。
やたらと丁寧に伏線を回収していたのがなんかウケた。
でてくる女の子供が、テンションが高いときの最悪な自分を観ているようでおかしかった。
全ての怪人の造形が素晴らしかったのも良かった。
どこをとっても丁寧に作られているから観やすかったし、暇をつぶすのに丁度良い映画だった。

 

昨日は外に出た。
ものすごい寒いと思ったらそうでもなかった。
駅では子供が「寒い」という理由だけでテンションを高くし、叫び続けていて、そのことがなぜかとても良いものに感じた。
前回外に出たときのことを思い出そうとして日記を読んだら髪を切ったと書いてあって、
じゃあこのひと前回も髪を切ってこんかいも髪を切るためだけに外出をしたのか!
ばかみたい!外に出ないのに! になって悲しい気持ちになった。
外にでないくせにこんなにもかわいいお洋服がいっぱいあることにも悲しくなっていた。
寒かったので、あたたかいスカートをはいた。
撥水性が良く、保温性の高い新素材で出来ておりなんたらかんたらというふれこみの素材だったと思うが忘れた。
まるでパニエでも入れたかのようにもこもこと広がる分厚い布、変な形で変な模様で布が横断して、斜めに縫い目が付いている。分厚い布がたちまち世界に場所を取る。
世界に私という範囲が広がってしまった。良いご身分だ。
心はまるでずっと家にいるようなのに、電車に乗って移動したり髪を切る間会話をしているのが滑稽だった。

 

あと、昨日の夜は「天獄組」の配信を観た。
深層組の男版みたいな箱が出来たというのでたのしみにしていたのだった。

初手からかなりどうしようもなかったのだけど、愛着を持つのに十分な配信だと思った。
LIVE2Dの状態が続いていたらおそらくチャンネルを変えていたと思うが、
“超美麗3D”でやることによってそれが回避された。
Webサイトを観たときの印象とはまるで違ったのが良かった。
「クズ」の方向性が思っていたものとだいぶ違かった。
なんというか、まるで女受けしなさそうなところにかなりの「安心感」があったし、
誰一人として今後を何も考えていない感じがすごいと思った。
誰も何も具体性がないのになぜか「大丈夫」と思いこんでいる本当のクズの感じがその身体からにじみ出ていた。
企画も初手からぐだぐだしていて早く次のやつやれよ思ったが、私は残念ながらそういうのが嫌いじゃないんだよな。
“超美麗3D”とかいう言葉にはいつもまんまとはめられた気分になるから嫌いじゃないなと思う。

次の日の1人づつの配信も誰一人としてまともに出来ていなくてそこが良かった。
本当にひどいと思うのに、心の底がそれを欲していて、どうしてもこういうどうしようもないものに惹かれてしまうし、
自分が生きていて到底出会わない人達が画面の中で喋っている。
私はそれを関係のないところからいつも見下ろしている。

 

今日は、何もないということを文字に起こすことに成功!
何もないということを文字に起こすことに関してはお任せください!
将来は「何もない」のプロにでもなろうかな。

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